外来種の代表格 ―セイタカアワダチソウ―

生物多様性

秋になると一面に黄色い花が生い茂っている光景が浮かびませんか?

そう、それは「セイタカアワダチソウ」という外来種です。空き地などで一面ギッシリ生えているのを見かけますが、この植物は“アレロパシー”と呼ばれる化学物質を発して他の植物の生育を抑制しています。そのため一面セイタカアワダチソウだらけになってしまうのです。

こうなると他の植物は生えてくることができなくなるため多様性が失われます。植物の多様性が失われるとそれを食餌している生物の多様性も失われ、いずれは人間の食生活にも影響を及ぼしかねません。弊社では在来植生を活かした植栽管理をしているため、多様性を妨げる植物を積極的に除草する「選択除草」という管理方法を用いています。