植物と一緒に仕事をしていると植物それぞれの「生存戦略」が見えてくることがあります。
タンポポなどのようにフワフワした綿毛がつくものは「風散布」という方法で種を飛ばし、蜂などの虫に花粉を運んでもらう「虫散布」、ひっつきむしと呼ばれるくっつく種で人や動物に運んでもらうタイプや鳥が食べて糞を落とすことで種を蒔いてもらう「鳥散布」など様々な方法があります。
秋から冬は作業着に種がいっぱい付くので家の中も種だらけになるのが私達作業者の悩みでもあります。植物に脳はありませんが、どうすれば子孫繁栄できるのかをよく知っていますね。植物って凄いなぁと日々感心します。
写真はテイカカズラの種子です。種の形も面白く、白いフワフワした種子を飛ばしますが、ツル植物なのでツルを這わせることでも生息地を広げていきます。

