「選択除草」とは?

弊社では植栽の管理に「選択除草」という手法を用いています。「選択除草」とは文字通り選択的に除草する事ですが、弊社では在来植生で構成された植栽管理を行っているため、最優先で除草する対象は外来種(野草を中心にしているため園芸品種も除草の対象となります)です。次の段階では繁殖力が旺盛な在来種や広がって他の植物の生育を阻害するツル植物なども適宜除草します。

選択除草の目的は在来植生を取り戻すことです。外来種は強いので、同種の在来種が負けてしまったり本来在来種が生息していた場所が外来種に占拠されてしまうこともあります。特に裸地(土が丸出しになって何も生えていない場所)には外来種が侵入しやすく在来種の居場所が減っていってしまっているのが現状です。

地道な管理方法ですが、その結果、在来の植物が増えたり多様性が生まれるなどの変化が見られます。